カメラ転売をしていると、中古カメラを仕入れることがあります。
中古カメラを仕入れる際に注意したいのが、”カメラのシャッター回数”についてです。
「カメラのシャッター回数を調べる方法を知りたい!」
「メーカー別でシャッター回数を調べる方法は?」
「シャッター回数を調べるとどうなるの?」
今回は、このようにカメラのシャッター回数の悩みを抱えている人のために、回数の調べ方について解説します!
一般的な調べ方から、メーカー別の調べ方まで紹介するので、状態が気になる人は必見ですよ!
目次
カメラ別!シャッター回数の大体の寿命!
一眼レフですが、それぞれ寿命があります。
状態が良い中古カメラでも、シャッターが切れないジャンク品は多く存在しますからね!
特に、一眼レフの場合は機械で動いていますし、寿命が存在するのも訳ありません。
当然、機種によってシャッターの寿命は異なりますが、それぞれ以下のように分けられます。
エントリーモデル:約10万回
中級モデル:15万回
上級者向けモデル:20万回
それぞれ、ランクに合わせて耐久性も異なります。
シャッター回数の寿命が来てしまうと、それこそジャンク品扱いになってしまうので注意しましょう。
見た目も問題なく、美品のカメラとして販売した商品で、シャッターが切れないとなると大ごとですよ!
それこそ、クレームにつながってしまうので要注意です。
- ニコンD750:約13~15万回
- ニコンD850:約20万回
- ソニーα7RⅢ:50万回
この様に、カメラ別で耐久性を紹介しましたが、ハイエンドのカメラになってくると、それなりの耐久性を誇ります。
実際、公式ページには、どれくらいの回数耐久するのかを知ることができますよ!
そのため、シャッター回数を調べる前に、事前に耐久回数の情報を把握しておくと良いでしょう。
それをもとに、カメラがどれくらいのコンディションなのか判断して転売すると、トラブルにも発展しにくいです。
カメラのシャッター回数を調べる3つの方法!
カメラのシャッター回数ですが、転売の商材として取り扱うなら必要です。
僕自身カメラを仕入れていますが、検品時には必ずシャッター回数を調べています。
特に、エントリーモデルの中古カメラに関しては、通常のカメラに比べると寿命が短いので尚更です!
カメラのキタムラ等は、それを把握して値付けをしているので、仕入れの基準にもなっています。
状態が良いのに、破格の値段で売られている場合は、シャッターが切れづらい等のジャンク品の可能性もありますからね!
仮に、あなたがカメラのシャッター回数について調べたいと思っているなら、以下の方法を実践しましょう。
ウェブサイトで確認する方法
専用ソフトで確認する方法
メーカーのサービスセンターに持ち込む
自分で調べることもできますし、状況次第では持ち込んで調べてもらうこともできます。
店舗に持ち込む場合は、メーカー公式のサービスセンターがある場所ではないと、チェックしてくれないので注意しましょう。
大前提としてExifデータがある画像を用意する
カメラのシャッター回数を調べるためには、大前提として画像が必要になります。
しかし、その画像というのも、写真にExifデータが含まれていないと調べられません。
基本的には、カメラで撮影したものをパソコンで読み込めば、Exifデータがあります。
中古カメラを仕入れる場合、検品をすることがあると思いますが、その際に一枚テキトーに撮影して、パソコンに読み込みましょう。
すると、Exifデータがある画像ファイルが出来上がります。
ただ、ここで注意しなければならないのが、加工をしてしまうことです。
Lightroom
GIMP
ペイント
PhotoShop
これらのツールで、撮影した写真を加工してしまうと、Exifデータが消えてしまいます。
つまり、シャッター回数が読み込めないので、調べることができなくなりますよ!
仮に、シャッター回数をチェックしたい場合は、加工前のJPGファイルを用意する必要があるので、注意しましょう。
ウェブサイトで確認する方法
カメラのシャッター回数を確かめたい人は、ウェブサイトを利用すると良いでしょう。
「カメラ シャッター回数 チェック」等で調べると、専用サイトが出てきます。
専用サイトでは、写真をアップロードするだけで、シャッター回数を把握することができます。
その中でも、特にオススメなのが”ショット数.com"というサイトです。
こちらのサイトでは、画像をカメラにアップロードするだけで簡単にショット回数を調べることができます。
※Exifデータがあるものに限ります
しかし、こちらのサイトでは以下の条件があります。
画像形式:JPGファイルのみ
サイズ:10MB以内
一眼レフで写真を撮影した場合は、普通に10MB超えてしまうので注意しましょう。
ハイエンドモデルであれば、画素数も上がるのでファイルサイズは重くなります。
ショット数を調べたいと思っているなら、エントリーモデルといった小さいカメラで刷したものを選ぶと良いでしょう。
例えば、僕が使っている○○のシャッター回数を調べてみた結果、○○回でした。
メーカーが指定する寿命は○○回ですし、そこまで気にする必要はなさそうです!
画像をアップロードするだけで、確認できるのはこちらのサイトのみです。
手早く確認することが可能なので、個人的にはオススメですよ!
ちなみに、Exifデータが含まれていない場合は、エラー表示が出ます。
正しくデータが表示されていない証拠なので、しっかりデータを取得できるように対応すると良いでしょう。
専用のソフトで確認する方法
次に、専用ソフトを使って確認する方法です。
写真のExifデータを調べることができるツールですが、無料のツールで言うとXnView等が挙げられます。
先ほど紹介したウェブサイトのサービスに比べると、自分のパソコンにインストールして使うことになるので、オフラインでもシャッター回数を調べることが可能です。
外出先でカメラのデータを調べたい場合、Wi-Fi環境がなくても調べられるのが良い点だと思います!
XwViewは、画像形式が制限されることはなく500種類以上の拡張子に対応しています。
自分の写真をアップしたくないと思っている人は、XnViewを使うと良いでしょう。
海外のツールですが、インストール完了後は日本語対応になるので安心しましょう。
こちらは、シャッター回数を調べるツールなので、初期設定等は必要ありません。
1.ツールを立ち上げる
2.カメラを読み込む
3.シャッター回数を調べる
この様な手順で調べられるので、簡単です。
ちなみに、XnViewはRAWデータも読み込むことが可能であり、撮影の手間もありませんよ!
パソコンに読み込んだ写真を複数枚選択して、Exifのタブをクリックするとデータを確認できます。
Makernotesという項目が、シャッター回数のチェック項目です。
先ほどと同じカメラで撮影したデータですが、同様の回数が表示されていることがわかります。
いずれも正確なので、個人的にはオススメなツールですよ!
メーカーのサービスセンターに持ち込む
最後に紹介したいのは、メーカーのサービスセンターに持ち込むというものです。
こちらは、最も正確であり、店頭で調べてもらうことができるので素早いですよ!
この場合、正規のメーカーにもっていかないと、調べてもらうことはできないので注意しましょう。
メーカーのサービスセンターに、カメラを持ち込んで”シャッター回数を調べてほしいのですが…”といえば、その場で簡単に調べてもらうことができます。
Nikon
Canon
オリンパス
Panasonic
これらのメーカーは、サービスセンターがあるので、店頭で調べてもらえます。
さらに、メーカーによって異なりますが、状況次第ではメンテナンスを行ってくれることもあります。
中古カメラを仕入れる際は、自分だけの検品ではどうしても物足りないという人が多いでしょう。
そういう人は、サービスセンターに持ち込んで調べてもらうと良いです!
多くの人が利用していますし、転売目的だとしても簡単なメンテナンスくらいは無料で行ってくれます。
重大な欠陥が見つかった場合は、その場で修理という手続きになりますが、費用が掛かってしまうので”ジャンク品”として出品しましょう。
メーカー別!シャッター回数の調べ方!
カメラのシャッター回数を調べる方法について解説したので、次はメーカー別でシャッター回数を調べる方法を解説したいと思います!
カメラには複数のメーカーが存在しますが、今回紹介した方法以外に、メーカー独自の調べ方があります。
今回紹介するメーカーは、以下の通り。
Nikon
Canon
オリンパス
いずれも有名メーカーのカメラであり、仕入れる人も多いでしょう。
また、使う人も多いことから、せどり・転売では重宝されることが多いジャンルです。
購入する人も多いことから、仕入れをする際はシャッター回数を調べておくべきです。
外観だけの検品を行って、コンディションを判断してしまうと、クレームに発展する可能性も少なくありません。
Nikon
まず、有名メーカーニコンのシャッター回数を調べる方法ですが、パソコンに画像をインストールするだけで簡単に調べることができます。
しかし、MacかWindowsなのかで方法が変わってきますが、Windowsの場合はフリーソフトを入れるだけなので説明は省略します。
【Macの場合】
1.撮影した画像をプレビューで開く
2.ツールから”インスペクタを表示”をクリック
3.iマークからExif情報を見る
4.イメージ番号からシャッター回数をチェックする
この様な手順で、ニコンはシャッター回数を調べることができます。
中古カメラを仕入れた場合は、充電して1枚でもいいので写真を撮影しましょう。
そして、USBを使ってパソコンにその画像を読み込みます。
画像をプレビューで開き、上タブの”ツール”というものをクリックします。
すると、インスペクタを表示というものが出てくるのでこちらをクリック。
カメラの詳細情報が出てくるのですが、iマークをクリックすると、画像の情報が出てきます。
画像の情報で重視したいのは、”Exifデータ”です。
上タブから、Exifというものを選択すると、このようにデータが表示されます。
ここで注目したいのが、赤枠で囲んでいる”イメージ番号”というもの。
こちらの番号が、シャッター回数を示す番号になります。
回数が少なければ少ないほど、カメラを使っていないということです。
その他、詳しい内容については以下の記事で紹介しているので、参考にしてくださいね♪
Canon
キャノンですが、ニコンと同様に人気のある機種として紹介することができます。
一眼レフの中では、かなり人気がありますし、せどり・転売でもよく仕入れるシリーズです。
ただ、購入されることが多いということは、クレームに発展しないためにも、しっかりコンディションチェックをする必要があります。
キャノンで調べる場合は、以下の手順で行いましょう。
1.ソフトをダウンロード・インストール
2.ソフトを実行する
3.カメラをつなげてシャッター回数を確認
キャノンの場合は、専用ソフトがあるのでそちらをインストールして調べることができます。
画像をアップロードすることもありませんし、安心して調べられますよ!
今回ダウンロードしてもらいたいのは、”Canon EOS DIGITAL Info”というソフトになります。
海外のサイトなので、少し不安もあると思いますが、安心できるサイトです。
サイトを開くと、ダウンロードするボタンが出てきます。
こちらをクリックして、専用ソフトをダウンロードしましょう。
そして、ソフトウェアがインストールされると思うので、赤枠で囲んでいるものをクリックして実行。
画面が起動するのですが、同時にパソコン・カメラを接続しましょう。
※電源を付けた状態で
この場合注意したいのは、CanonEosDigitalInfoが起動してからカメラをつなげることです。
先にカメラを接続して電源をオンにすると、ソフトで通信ができなくなってしまうので注意しましょう。
ソフトを起動したら、次は”Connect”というボタンを押します。
カメラとソフトが連携して、カメラ本体の情報をチェックできるようになりますよ!
起動後は、このようにシャッター回数が表示されています。
僕のカメラの場合は、○○であり、数値だけで判断すると寿命はかなり遠いです!
こちらは、キャノン専用になっているので、他のカメラでは使うことができません。
接続しても問題ありませんが、カメラが故障する可能性もあるため注意しましょう。
オリンパス
オリンパスのカメラは、ハイエンド系が多く上級者モデルが多い印象。
キャノン・ニコンとは異なり、本当にカメラが好きな人が持っている印象があります。
転売の商材として適している商品であり、シャッター回数が気になる人も多いでしょう。
中古で購入した際に、”意外とシャッター回数が多かった”ということもあり得ます。
シャッター回数の調べ方は、メーカーによって異なりますが、オリンパスは以下のシリーズに隠しコマンドがあるといわれています。
PENシリーズ
OM-Dシリーズ
いずれも、オリンパスのカメラの中では人気のモデルです。
こちらのシリーズは、ボディ本体からシャッター回数を調べることができるので、他のメーカーに比べると手間がかかりませんよ!
OM-Dシリーズを例に挙げると、以下の手順で調べることが可能です。
- MENUボタンを押しながら電源を入れる
- 液晶が表示されたらMENUボタンから話す
- 再度MENUボタンを押す
- 十字キーを使ってモニタ調整を選択
- INFOボタンを押してOKを選択
- 十字キーを「上>下>左>右」の順で押し、シャッターボタンを押した後に十字キー上を押す
- 十字キーを右に押してPAGE2のRの数値を確認
カメラ本体だけで確認できるので、店頭で検品をする際でも確認可能です。
中古カメラを仕入れる場合は、店頭で確認して損はありませんよ!
まず、オリンパスのカメラを用意したら、MENUボタンを押したまま電源ボタンを押しましょう。
すると、液晶画面が表示されると思うので、一旦MENUボタンから手を離して、再度MENUボタンを押します。
その後、十字キーを使ってセットアップメニューを開いて、”モニタ調整”という項目を選択します。
こちらを選択すると、このような画面が表示されます。
バグだと思いますが、実はこの手順がかなり重要なのです。
その後「上>下>左>右」の順番で十字キーを入力して、シャッターボタン押します。
さらに、そのあとに十字キーの上のボタンを押せば、以下の画面が開きます。
こちらは、カメラの基本情報を示すようなものであり、2ページまで存在します。
シャッター回数を調べるためには、2ページ目を開く必要があるので、右キーを押しましょう。
こちらを開いたら、Rの数値に注目します。
これが、オリンパスカメラのシャッター回数であり、このカメラの場合○○回ということがわかります。
寿命に対して、かなりシャッター回数が少ないカメラなので、買い時といえるでしょう。
シャッター回数を調べたら、通常通り電源を切って終了です。
中古カメラを店頭で検品できるなら、ここまでチェックしておくと、良い仕入れ判断になりますよ!
まとめ:カメラのシャッター回数を把握して転売に生かそう!
今回、カメラのシャッター回数を調べる方法について解説しました。
シャッター回数は、カメラを仕入れる際にかなり重要な基準になってきます。
あなたは、仕入れて売るだけの立場なので深く考えなくても良いと思っているでしょうが、購入するのは消費者ですよ!
美品だと思って購入したカメラが、寿命ぎりぎりのシャッター回数の場合、不安になってしまいます…
むしろ、状態が良いだけで、中身が欠陥であればクレームにつながってしまいますよ!
転売をしたいという気持ちはわかりますが、シャッター回数についてはしっかり把握しておきましょう。
カメラ別・メーカー別で、見分ける方法を紹介したので、これからカメラ転売を検討している人は要チェックですよ!
ボディは、結構利益になる商品が多いですし、変にクレームに発展させないためにも、検品は徹底しなければなりません。
画像をアップロードするだけで、確認できるようなものもあるので、自分に合った方法でシャッター回数を調べると良いでしょう。