カメラのレンズの見分けるにはちょっとしたコツがあります。
似たようなレンズが多いので始めは迷ってしまいますよね。
今回はレンズの見分け方について説明させて頂きます。
この違いが解ると間違いもかなり減ります。
カメラレンズの種類
カメラのレンズには沢山種類があります。
似たような種類があるので見分けるのも難しいと思います。
私も仕入れの時にはたまに仕入れ間違いすることもあります。
ただしっかりポイントを抑えるとほとんど間違いはなくなります。
今回は代表的なレンズの種類の違いを解説させて頂きます。
AF-S DX 18-55mm f3.5-5.6 G VR Ⅱ
① ② ③ ④ ⑤ ⑥⑦
Nikon(ニコン)のレンズ
①【AF】:オートフォーカスレンズであることを表す。
【AF-S】超音波モーター内臓レンズを表す。
②【DX】ニコンDXフォーマットデジタル
一眼カメラ専用レンズを表す。
【DX表記の無いもの】FXフォーマット
対応レンズを表す。
③【● mm】焦点距離を表す。「35mm」のように
値が1つなら短焦点レンズである。
【● – ● mm】「18-55mm」のように値が
2つならズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの被写体を大きく
捉えることが出来る(望遠)。
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる(広角)。
④【f/●】絞りを最も開いたときのF値である
「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものがF値であり、
これが小さいほど明るくなる。
【f/● – ●】ズーミングによって明るさが変化するものは
「f/3.5-5.6」のように表記される。
⑤【G】レンズ本体に絞りリングの無いGタイプのレンズ。
【E】駆動機構付き絞り羽根ユニットを搭載したEタイプのレンズ。
⑥【VR】VR機能(ニコン独自の手ブレ補正機能)
搭載であることを表す。
⑦【II】表記問題上、まったく同じ仕様が表記
されているレンズがある場合これを区別
するために付けられる。
Canon(キヤノン)のレンズ
EF 24-70mm F4L IS USM
① ② ③ ④ ⑤
①【EF】EOSに装着可能な「EFマウントレンズ」を表す。
【EF-S】APS-Cデジタル一眼レフ専用レンズを表す。
②【● mm】焦点距離を現す。「35mm」のように
値がひとつなら短焦点レンズとなる。
【● – ● mm】「24-70mm」のように値が
2つならズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの
被写体を大きく捉えることが出来る。
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる。
③【F~】レンズの明るさを示す
「F値」を表す。
④【L】Lレンズであることを表す。
キヤノン独自の技術の使用を示している。
⑤【IS】ISユニット(手ブレ補正機構)
搭載であることを表す。
⑥【USM】Ultrasonic Motor
(対象物に素早くピントを
合わせられるモーター搭載)
Olympus(オリンパス)のレンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
① ② ③ ④ ⑤ ⑥
①【M.ZUIKO】フォーサーズシステム/
マイクロフォーサーズシステム対応
デジタル一眼レフカメラ用レンズ
②【ED】特殊低分散ガラスを採用している。
③【● mm】焦点距離を表す。「35mm」の
ように値が1つなら短焦点レンズである。
【● – ● mm】「14-42mm」のように値が
2つならズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの被写体を
大きく捉えることが出来る
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる(広角)。
④【f/●】絞りを最も開いたときのF値である
「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものがF値であり、
これが小さいほど明るくなる。
【f/● – ●】ズーミングによって明るさが
変化するものは「f/3.5-5.6」のように表記される。
⑤【EZ】Electorical Zoom(電動ズーム)を表す。
SONY(ソニー)のレンズ
DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM Ⅱ
① ② ③ ④ ⑤
①【DT】APS-Cデジタル一眼レフ専用レンズを表す。
②【● mm】焦点距離を表す。「35mm」
のように値が1つなら短焦点レンズである。
【● – ● mm】「18-55mm」のように値が
2つならズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの
被写体を大きく捉えることが
出来る(望遠)。
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる(広角)。
③【f/●】絞りを最も開いたときの
F値である「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものが
F値でありこれが小さいほど明るくなる。
【f/● – ●】ズーミングによって
明るさが変化するものは
「f/3.5-5.6」のように表記される。
④【SAM】Smooth Auto-focus Motor
(通常のモーター)を表す。
⑤【II】表記問題上、まったく同じ
仕様が表記されているレンズが
ある場合これを区別するために
付けられる。
Sigma(シグマ)のレンズ
17-50mm F2.8 EX DC OS HSM EX DC HSM
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨
①【● mm】焦点距離を表す。
「35mm」のように値が1つなら
短焦点レンズである。
【● – ● mm】「17-50mm」の
ように値が2つなら
ズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの
被写体を大きく捉えることが出来る(望遠)
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる(広角)。
②【f/●】絞りを最も開いたときのF値で
ある「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものがF値で
あり、これが小さいほど明るくなる。
【f/● – ●】ズーミングによって明るさが変化する
ものは「f/3.5-5.6」のように表記される。
③【EX】高級レンズシリーズであることを表す。
④【DC】APS-C規格デジタル一眼レフ専用レンズ。
【DG】フィルム一眼レフ・フルサイズ
デジタル一眼レフ・APS-C規格デジタル
一眼レフの三者兼用レンズ。
⑤【OS】手ブレ補正機能搭載であることを表す。
⑥【HSM】Hyper Sonic Motor(超音波モーター)を使用した静音レンズ。
Tamron(タムロン)のレンズ
AF 28-75mm 2.8 XR Di LD Aspherical [IF]
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧
①【AF】:オートフォーカスレンズで
あることを表す。
【AF-S】超音波モーター内臓レンズを表す。
②【● mm】焦点距離を表す。「35mm」の
ように値が1つなら短焦点レンズである。
【● – ● mm】「28-75mm」のように値が
2つならズームレンズとなる。
ここの値が大きくなるほど、遠くの
被写体を大きく捉えることが出来る
一方で、ここの値が小さくなるほど、
広い画角で撮影できる(広角)
③【f/●】絞りを最も開いたときの
F値である「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものが
F値でありこれが小さいほど明るくなる。
【f/● – ●】ズーミングによって明るさが
変化するものは「f/3.5-5.6」の
ように表記される。
④【XR】(高屈折率)レンズを
使用していることを表す。
⑤【Di】デジタル・35mm
フィルムカメラ兼用レンズ。
デジタルならフルサイズの
イメージセンサ対応であることを表す。
【Di II】デジタル専用、APS-C のみ
対応しているレンズ。
⑥【LD】低屈折レンズを採用
しているレンズ。
色収差の原因となる分散性が低い。
⑦【Aspherical】レンズ面を球面や
平面ではない形に加工した非球面
レンズであることを表す。
収差が発生しないため、
レンズを1枚に抑えることができる。
⑧【[IF]MACRO】インターナル
フォーカス方式で、マクロ撮影が
可能であることを表す。
簡単な見分け方
モデルナンバーを確認すればOK
A06等の記載が必ずあります。
PENTAX(ペンタックス)のレンズ
smc PENTAX-DA 55-300mm F4.5-6.3 ED
① ② ③ ④ ⑤
①ペンタックスのレンズコーティング技術
スーパーマルチコートの略(super multi coat)
②デジタル一眼レフ専用に設計された
最新の交換レンズ
③【● – ● mm】「55-300mm」のように
値が2つならズームレンズとなる。
④【f/●】絞りを最も開いたときの
F値である「開放F値」を表す。
レンズの明るさを数値化したものが
F値でありこれが小さいほど明るくなる。
⑤色収差が少なくなるレンズ技術
マウントとは、
『カメラとレンズを連結する部分のこと』です。
カメラのマウントと、レンズのマウントが
違っていては、装着が出来ません。
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