ヤフオクは仕入れにも販売にも使うことができるので、使い勝手が良いツールとして紹介することができます。
しかし、ヤフオクで仕入れる際に”ブランド品”を取り扱う場合、注意しなければならないことがいくつか存在します。
「ヤフオク仕入れで注意すべきことを知りたい!」
「ヤフオクにある偽物の見分け方を知りたい!」
「偽物を仕入れないためにできる対策は?」
この様な悩みを抱えている人のために、今回はヤフオク仕入れで偽物を仕入れないための注意点を解説したいと思います!
実際に、偽物商品をれに出して本物かどうか見分ける方法も紹介するので、必見ですよ!
結論
ストアから仕入れると良い
個人出品のブランド品は特に偽物が多い
出品一覧を見れば偽物かどうかわかる
そもそもヤフオクに偽物はあるの?
せどりでヤフオク仕入れをすることがありますが、ブランド品せどりをする際は偽物の存在を認知しておく必要があります。
ヤフオクには偽物が横行しており、”スーパーコピー品”として取り扱われていることが多いです。
定価よりも明らかに値段が低いものなら見分けがつきますが、ラグジュアリーブランドの偽物の場合は、定価よりもやや低い値段で出品されています。
特に、高級ブランド品は、利益がとれるという理由から多くの商品が出回っています。
仮に、偽物を誤って仕入れた場合は、利益になることはありません。
※返品ができない場合も多いです
それを販売しようとすると、”商標法違反”で300万円以下の罰金または3年以下の懲役を科せられる可能性があります。
数千円で仕入れられるならまだしも、数万円で販売されているものがほとんどなので、仕入れた段階で、”3万円・5万円”といった赤字が確定してしまいます…
それを防ぐという意味でも、正しい知識を身に着けてせどりをすることが重要です。
あなたが偽物を仕入れないためにも、僕がブランド品せどりをしてきた中で、見分け方・対策・注意点を紹介していきたいと思います(^^)/
これから、ブランド品せどりを始めようと思っている人は要チェックですよ!
ヤフオクで見る実際に販売されていた偽ブランド品3選!
ヤフオクには様々なブランド品があり、利益額が良いので積極的に仕入れたいところ。
ラグジュアリーブランドの場合は、回転率も高いのでせどりに最適です!
しかし、偽物も横行しているので、仕入れる際は注意しなければなりません。
僕が仕入れをしてきた中で、ヤフオクに「これは偽物だな」と思った商品がいくつかあったので、紹介していきたいと思います!
LVのスーパーコピー
クリスチャンルブタンのスーパーコピー
Supremeのスーパーコピー
BAPEのスーパーコピー※最新
ラグジュアリーブランドから、ストリートファッションまで様々な偽物が存在し、ブランド品せどり以外にもアパレルせどりをする人も注意したいところです!
最近では、ストリートファッションが流行傾向にあり、その流行に合わせて商品を仕入れることもあると思いますが、取り扱った商材が偽物だと取り返しがつかないことになります。
LVのスーパーコピー
まず、ヤフオクの偽ブランド品で定番なのがLVです。
世界的に有名なブランドであり、最近ではLVの偽物を継続的に転売したとして逮捕された人もいます。
この男性の場合は、転売目的の所持で逮捕されているので、仕入れた時点でアウトなケースもあるので注意しましょう。
また、LVは偽物が特に製造されているので、”公式ストア”から仕入れるようにしましょう。
※個人出品の大半が偽物です
こちらの商品ですが、頂き物として販売されていた商品です。
この商品の何が正規品と違うのかというと…全体です!笑
まず一つずつ解説していくと、値段が5,000円という時点で怪しいですし、新品価格の同じ商品でも4万円はします。
財布の隣に映っている”黄色いカード”がありますが、LVの正規のお店で購入した場合はこのカードは付与されません。
さらに詳しく解説するなら、箱のフォントが異なります。
それぞれ比較した図になりますが、左側の偽物は少しフォントが細いです。
しかし、正規品の場合はフォントが太くしっかりしています。
この様に、箱だけで露骨に異なるので、価格を見なくても偽物だとわかりますね(^^)/
「箱が映ってなかったら偽物ってわからないんじゃ?」と思う人もいますが、肝心の財布も違和感があります。
赤丸をつけている部分ですが、正規品の場合は模様の真ん中にボタンが来るようになっています。
しかし、この商品の場合は大幅にずれていることがわかります!
最近では、箱や付属品を掲載せずに、商品だけを載せている可能性があるので製品を見て偽物と判断しなければなりません。
LVの公式サイトで販売されている、正規の商品と比較しながら違う点を見つければわかりやすいと思います(^^♪
※ものによって個体差があるので要注意!
また、この商品の場合はコピーの度合いがかなり低いので、一目でわかりますが中にはプロでもわかりづらいコピー品も存在します。
ハイグレードのコピーになると、正規の商品と同じ素材を使って製造されているので、下記の点で判別しなければなりません。
ステッチの数
ボタン(金具)の質
シリアルナンバー
この辺は素人では判別できない点なので、注意したいところ…
クリスチャンルブタンのスーパーコピー
LVの次に横行しているのが、クリスチャンルブタンのコピー品です。
最近では、有名YouTuberが所持していることで有名であり、若者を中心に人気を集めています!
その流行に便乗して、多くのコピー品が販売されており、メルカリ・ラクマ等に正規品として出品されているのをよく見かけます…
こちらの商品ですが、8万円で落札されている商品です。
”値段が高いから正規品だね”という人もいますが、れっきとした偽物です。
こちらのスニーカーですが、2018年の限定モデルのスニーカーであり、正規の値段は25万円程度。
クリスチャンルブタンの価値を知らない人からすると、8万円程度だと思いますが、本物はもっと高いです…笑
さらにこの出品者は、保険として”真贋は不明”として販売しています。
それを把握した上で入札をした人に責任を転嫁しようとしていますね…
購入した人が査定に出して、偽物だったということを証明すれば、逮捕される案件です。
さらに、財布に比べるとスニーカーは偽物を作りやすいということもあって、大量に同じ商品を出品している人もいました。
複数のサイズを展開しているのですが、新品価格でこの値段は偽物です。
正規店で購入すると、10万円近くする商品です。
もっと言うなら、このモデルの商品は販売されていないので、少しブランドについて知っている人なら偽物だとわかります。
その他にも、BALENCIAGAのスニーカーのコピー品も大量に出品していました。
このくらい販売している場合は、商標法違反として立件されてもおかしくありませんね…
原価を安く抑えて仕入れることができるのは魅力的ですが、違法性が高いので仕入れないようにしましょう!
Supremeのスーパーコピー
ストリートファッションブランドの中でも、特にコピー品が多いのはSupremeです。
むしろ、本物を着用している人が少ないほど偽物が出回っているジャンルなので、せどりの商材として仕入れる場合は注意しましょう。
限定品せどりの記事でも解説しましたが、こちらの商品。
”ボックスロゴ Tee"として販売されているものですが、Supremeの新規店立ち上げの際にしか販売されないものです。
正規品であれば、10万円以上はする商品。
20周年記念で販売されたものは、中古でも15万円近くの値段が付きます。
かなりシンプルな作りになっているので、偽物も作りやすいのです。
Supremeは、個人出品されているもので格安販売されているものは偽物の可能性が高いので、仕入れないようにしましょう。
正規の店舗で購入すれば、確かに安く購入できますし、多少のプレ値がついていても偽物と見分けがつきません。
こちらは、19年FWに販売された商品であり、目玉商品として販売開始前から告知されていました。
値段的にも正規のプレ値なので、安心して仕入れることができそうですが、個人出品です。
納品書の原本がついているものの、最近ではこちらのテンプレートがネットで出回っているので、パソコンとプリンターがあればだれでも作成することができます。
さらに、申し訳程度でステッカーが付いていますが、こちらが本物だと証明する証拠はありません。
アパレル関連は、特に偽物を作りやすいので、仕入れる際は公式のストアから仕入れるようにしましょう。
補足:二次流通マーケット出品は注意する
ストアから出品されている商品ですが、個人出品よりは安心して仕入れることができます。
しかし、中にはストアでも偽物を販売している可能性があるので注意しましょう。
ブックオフ
ハードオフ
セカンドストリート
ヤフオクでストアを展開している店舗で言うと、これらで仕入れる際は要注意です!
原則として、”古物商許可証”を取得しているので偽物を販売してはいけませんが、プロの鑑定士が在籍しているわけではなく、中には偽物と見分けることができずに普通に出品されていることがあります。
https://twitter.com/p_pshu_122/status/1060360514721636352?s=20
https://twitter.com/masamunedq10/status/1095083853499097089?s=20
この様に、店頭で偽物が並んでいることもあるので、実店舗で仕入れをする際は注意しましょう。
一応鑑定はしているとのことですが、それでもアルバイトが鑑定していることも少なくないので、要注意です。
BAPEのスーパーコピー※最新
こちらもストリートファッションブランドで有名であり、国内外で愛されるブランドです。
正式名称は、”A BATHING APE"です。
国内・海外のラッパーが着用しているイメージであり、Supremeと肩を並べるほどの人気ブランドですが、価格設定はやや高め。
ストリートファッションの中でも、それなりの値段がするので偽物が製造されています。
こちらは、BAPEでも人気のモデルである”シャークパーカー”です。
フードの部分にアニマル柄がついているのが特徴的であり、定価は3万円程度。
16,000円で落札されており、偽物の可能性が高いです。
さらに、こちらの出品者の商品一覧を見ると、BAPEの商品で埋め尽くされれていました。
仕入れやすいジャンルではありますが、販売されている値段が定価です。
ショップが販売しているわけでもなく、人気商品なので新品を定価以下で購入することは不可能に近いのです。
人気がある商品で、市場価格も値下がりしないジャンルが大量出品されている場合は、偽物の可能性が高いので要注意です!
ヤフオクはどのジャンルでも偽物は多い?
ヤフオクに出品されている偽ブランド品を紹介しました。
その中でも、「どのジャンルでも偽物は多いの?」という疑問が生まれる人も少なくないと思います。
これは商品によって異なりますが、偽ブランド品に関しては偽物が多いので仕入れる際は注意しましょう。
ヤフオクに限らず、”メルカリ・ラクマ”といった個人売買のサイトでは、下記の点から偽物が出回っています。
中国等から輸入して”偽物と知って”出品している
偽物と知っていて”訳アリ品”として出品する
偽物と知っていて”正規品”として出品する
そもそも偽物と知らずに出品する
これら以外にも、”ノーブランドの商品です”として出品する人もいます。
昔に比べると、ヤフオクの運営が偽物だとわかる商品は削除していますが、正規で販売されている商品の画像を使って出品するので、偽物かどうかわからない人も少なくありません。
通販サイトのように、公式ストアが出品しているなら別ですが、個人取引の場合は偽物の数が減らないのが問題です。
ヤフオク以外でも、個人取引ができるサイトでは偽物が多く出品されており、購入前に偽物ではないかどうかを把握しなければなりません。
転売で違法となる事例については、下記の記事で解説しているので、参照にしてください(^^)/
https://kameratenbai.net/2019/10/23/tenbai-illegal/
ヤフオクで販売されている偽物商品の特徴4選!
ヤフオクには様々なジャンルの商品が存在しますが、偽物商品もあるので仕入れる際は注意しなければなりません。
しかし、仕入れてからでは遅いので、入札する前から偽物かどうか判断する必要があります。
それぞれ特徴がありますが、具体的には下記が挙げられます。
並行輸入品
友達からもらいました・頂き物です
新品未使用でこの価格です
写真が少ない
これらが商品ページを見て、一つでも該当していたら偽物の可能性が高いです。
商品が偽物と知っている場合は、それをいかに違法性なく販売することを出品者は考えます。
並行輸入品
まず、ヤフオクの偽ブランド品で最も多いのが、”並行輸入品です”という表記です。
「保証書・説明書はつかず箱のみになります」等の表記がある場合は、偽物の可能性が高いので注意しましょう。
並行輸入品の概要を簡単に説明すると、日本の代理店ではなく海外に販売されている商品を個人で購入して仕入れることを指します。
海外旅行先で、安く仕入れて日本に持ち帰り販売することも、並行輸入になります。
国内で販売されているブランド品が、海外に比べて割高なのは、利益を上乗せしていることが理由として挙げられます。
実際、正規ルートで並行輸入しているなら問題はありませんが、ヤフオクにある商品の大半のブランド品は正規の並行輸入品ではありません。
例えば、こちらの商品。
こちらの場合は、海外で購入した証明書がありますし、日付や年月日も書いているので正規品の可能性が高いです。
商品説明文には、”保証期間が残っているので正規店で保証を受けられます”という表記があります。
これなら、個人出品でも安心して仕入れることができます。
さらに、並行輸入品の中でも保証が受けられるものと受けられないものもあるので注意しましょう。
海外で購入した商品でも、商品画像のように保証期間を示すカードが付いているものは、保証を受けることが可能です。
友達からもらいました・頂き物です
ヤフオクでは、偽ブランド品を販売する際の逃げ道として、”友達からもらいました””頂き物です”という表記が増えてきています。
「友人からもらいましたが、使わないので出品します」という説明文の場合、大半が偽物なので注意しましょう。
先ほど紹介したこちらの商品。
こちらの商品説明文には、”頂き物です”という表記がありました。
仕入れる人も仕入れる人ですが、頂き物のはずなのに変なカードが付与されていますし、ノベルティとして販売されています。
ノベルティとは、VIP顧客等に無料で送られる商品のことですが、財布がノベルティで送られるわけがありません!笑
つまり、出所が不明の商品は偽物の可能性が非常に高いので、注意したいところです。
仮に、商品を仕入れて「商品が偽物でした」といっても、”頂き物なのでわかりません”と答えられて終わりです。
商品一覧のページを見て、同じ商品が大量に出品されている場合は、偽物の可能性が高いので注意しましょう!
新品未使用でこの価格です
偽物を出品する際ですが、”正規品と偽って出品する”ことに違法性があります。
最近では、転売目的で所持することにも違法性があるようになりましたし、偽物商品を知っているかどうかは、そこまで重要ではありません。
偽物を出品している時点で、違法性がある可能性が高いのです。
何も商品についての知識がわからない状態で、”この商品は安いから仕入れよう”と思って仕入れたものが偽物である可能性も少なくありません。
先ほども怪しいと紹介したこちらの商品。
商品説明文には、下記の表記がありました。
”新品未使用でこの価格”ということは、出品者も偽物と認知しているのです。
これで入札したところで、”商品説明文に書いています”といわれてしまいます。
つまり、偽物だと把握して購入したということになるので、責任は落札者にゆだねられます。
そのため、ブランド品を仕入れる場合は、商品説明文をしっかり読むようにしましょう。
仕入れ先・商品状態について、抽象的な説明がある場合は、偽物の可能性が高いので要注意です!
補足:消費者生活センターに問い合わせてみた結果
”新品未使用でこの価格”という説明文を見て、商品を購入・仕入れたとします。
この場合、どちらに違法性と責任があるのかが気になったので、実際に消費者生活センターに問い合わせてみました。
偽物とわかって仕入れた場合は購入者に責任がある
説明文を読まなくても出品者に責任はない
正規品として出品している場合のみ出品者に責任がある
例えば、スーパーコピー品としてわかっている商品を仕入れて、「この商品は偽物だから返品してください」といっているような感覚です。
偽物とわかっている・偽物かもしれないという状態で仕入れた場合、落札者に責任があるとのこと。
ただし、「この商品は正規品です」と出品されているものを仕入れて偽物だった場合は、出品者に違法性があるので返品対応できます。
”偽物だと知っているかどうか”が判断基準になるので、商品説明文に違和感があるなら仕入れないほうが無難です(^^♪
写真が少ない
最後に、写真が少ないという点が挙げられます。
本来、ヤフオクでブランド品を出品する場合ですが、”正規品”と証明するために、あらゆる角度で撮影した写真が必要です。
ブランド品にもよりますが、最低でも5枚以上は掲載したいところ。
ストアから出品されている商品を見ればわかりますが、多いもので10枚以上の写真を掲載しています。
こちらは、コメ兵から出品されている商品です。
写真の数が非常に多いですし、商品についての記載も多いので正規品ということが明確です。
しかし、こちらは偽ブランド品の写真。
コメ兵に比べると、写真の数が圧倒的に少ないですし、正規品と断定することができる記載が一つもありません。
さらに、最近では偽物だと判別する項目が出回りすぎて、一部を隠して出品するという人もいます。
LV:金具の位置、ジッパー、不明のギャランティカード
クリスチャンルブタン:ギャランティーカード、ファスナー
CHANEL:ファスナー、金具
有名ラグジュアリーブランドで、偽物を見分けるためのポイントです。
出品する人も、これを把握しているので不要な部分は排除して、”本物のように見せる”のが非常にうまいのです。
巧妙に作られた偽物であれば、手元に届かないとわからないことも多いので、注意したいところ。
仮に、ヤフオクで仕入れをする際は、個人出品よりもストアから出品されているもののほうが安心です。
※ブランド品は特に
ヤフオクで落札する前に偽物を見極めるポイント3選!
ヤフオクでブランド品を仕入れる際ですが、偽物を仕入れないようにしなければなりません。
その他の商品なら問題ありませんが、ブランド品は特に偽物が多いので要注意です。
仕入れてからでは遅いので、仕入れる前に偽物かどうか気づくことが重要です
具体的な見分けるポイントとして、下記が挙げられます。
シリアルナンバーの有無を確認する
落札する前に商品の相場をチェックする
モデル・型番・種類が現存・存在するか確認する
シリアルナンバーとは、その商品の個体番号のことを指し、同じ番号は存在しません。
また、商品を落札する前に相場をチェックし、価格設定が明らかに低い場合は偽物の可能性が非常に高いです。
シリアルナンバーの有無を確認する
まず、ブランド品を仕入れる際はシリアルナンバーを確認しましょう。
ラグジュアリーブランドで商品を購入した場合、高確率でシリアルナンバーが付与されています。
GUCCI:各商品のタグ、バッグの場合はタグの裏
LV:商品タグ、紙のシリアルナンバーカード
CHANEL:シリアルナンバーカード
これら以外にも、様々なラグジュアリーブランドがありますが、必ずシリアルナンバーを示すものがあります。
この有無で、商品が偽物かどうかを把握することができるので非常にオススメです!
例えば、GUCCIの場合は、こちらのブランドタグを示す裏側にシリアルナンバーが書かれています。
基本的には、製造国・製造年数が書かれているので、販売された時期と照らし合わせながら商品を落札しましょう。
また、商品によっては購入を証明するギャランティーカードが存在します。
付属品として商品と一緒に出品されていることがありますが、こちらも偽物を見分けるポイントになります。
GUCCIの場合は、このような品質表示・購入証明の紙が付属します。
さらに、個人で出品している人の中には、購入した際に付属する証明書とレシートを保管している人も少なくありません。
この様に、レシートが付属している場合は正規品の可能性が高いので仕入れても良いでしょう。
一番良いのは、ストアでレシートや購入証明がある場合ですね(^^)/
安心して仕入れられますし、出品する際も”完備品”として出品できます。
しかし、商品の中にはこのようにあたかも付属品が完備しているかのように見せるようなこともあります。
こちらはクリスチャンルブタンの財布ですが、明らかに偽物だとわかります。
箱の質感が違う
財布のクオリティが低い
付属品に存在しないものがある
レシート等があり、あたかも本物のように見えますが、赤いギャランティーカードは正規店で購入すると付属しません。
その他にも、佐川のような明細もありませんし、露骨な偽物だということがわかります。
落札する前に商品の相場をチェックする
落札前に、偽物だと把握していれば無駄に仕入れることはありません。
偽物を仕入れたくないという人は、購入前に相場を調べるようにしましょう。
偽物の商品ですが、定価よりも安く販売されていることがほとんどです。
通常のブランド品は、下記の値段で販売されています。
※底値で
新品:定価の10%オフが上限
ほぼ未使用:定価の10~20%オフが上限
やや良い:定価の30%オフ程度
中古品:定価の40%以下
※商品によって異なる
新品の場合は、二次流通で割引されるとしても10%オフ程度が限界です。
定価20万円の商品であれば、18万円で出品されるということです。
しかし、偽物の場合は、新品商品から大幅に割り引きされて出品されています。
例えば、こちらの商品ですが、クリスチャンルブタンの正規の財布として販売されています。
即決価格が26,000円であり、新品未使用の価格にしてはかなり安すぎます。
同じ商品がBUYMAにも出品されていたのですが、安くても63,000円程度の値段がします。
国内の正規店で購入すれば、8万円程度もする商品なので、価格だけで偽物だとわかります。
この様に、新品未使用で露骨に相場よりも安い場合は、偽物の可能性が非常に高いので仕入れないようにしましょう。
新品未使用なら見分けがつきますが、中古品として出品されているものは見分けがつかないこともあります。
その場合は、ストアから出品されている同じ状態の商品の相場を把握すると良いでしょう。
ちなみに、先ほどと同じ商品の色違いのモデルは、中古価格でも5万円程度します。
大体の偽物は、相場を把握すれば偽物かどうかわかります(^^)/
モデル・型番・種類が現存・存在するか確認する
ラグジュアリーブランドの商品には、それぞれ型番が付与されています。
シリアルナンバーは商品の個体番号であり、住所のようなものです。
型番とは、”ライン名・シリーズ名”を示すものになっています。
ネット上で、「ブランド名 型番」で調べると見分け方が出てくるので、仕入れようと思っている商品の型番について把握しておきましょう。
しかし、型番についてはブランドによって異なるので要注意です。
例えば、下記の商品の場合。
こちらは、「211971 FTAVX 8429」という型番の商品になります。
次に、下記の商品。
先ほどの商品と同じモデルですが、大きさが異なります。
こちらの型番は、「211970 FTAVX 8429」です。
それぞれ比較すると、下記の通りになります。
ミディアムモデル:211971 FTAVX 8429
ラージモデル:211970 FTAVX 8429b
GUCCIはバッグに限り、最初に記載されている番号の末尾によって型番を判別することができます。
具体的な決まりについては非公開になっていますが、原則として最初の番号の末尾で判断します。
(例:ラージ:末尾0、ミディアム:末尾1、スモール:末尾2)
さらに、商品の中にはそもそも存在しないものもあります。
”存在しそうだけど存在しない商品”が該当しますが、そういう商品も仕入れないようにしましょう。
(ノベルティ、海外限定等と紹介されています)
こちらの商品の場合は、赤いカードが付属されているので偽物だとわかりますが、柄がそもそも存在しないモデルです。
こちらは、スタッズがオーロラ柄になっていますが、どのシーズンでも販売されていません。
海外限定として出品されていたのですが、海外でも製造されていません。
この辺は見分けるのが難しいですが、恐らく同様の商品を見ると、相場が露骨に安いものばかりなので、偽物だと一発でわかると思います!
ブランド品せどりをする際ですが、商品知識については仕入れていく中で身に着けていくことができます!
(例:相場、商品のモデル、利益になる商品)
そのため、まずはブランドを絞って仕入れていき、最終的に横展開していくと良いでしょう!
ヤフオクで偽物商品が届いたときの対処法を紹介します!
ヤフオクを利用していると、偽物商品が届くことがあります。
出品前に見極めていたとしても、実際に届いた商品が違う商品だったという詐欺行為も蔓延していますからね…
そういう時は、焦らずに落ち着いて対応するようにしましょう。
ヤフオクには、個人出品とストア出品があるのですが、基本的には個人出品の際に偽物をつかまされることがあります。
ストア出品で偽物だった場合の対処法
まず、ストア出品されている商品を仕入れて偽物だった場合は、”偽造品トラブル安全サポート”というものを受けることができます。
こちらのサービスは、ストアで出品されていた商品が偽物だった場合に返金を受けられるというサポートです。
ヤフオクを利用している人なら、誰でも対象ですが条件がそれぞれあります。
ストアから落札された”新品”商品
対象ブランドのみ
中古品・ノベルティの記載は対象外
落札後30日以内に申請する
また、返金は現金ではなくTポイントになるので注意しましょう。
さらに、”○○風・○○タイプ”といった、正規品ではないことが記載されていた場合は、対象になりません。
こちらのサポート内容ですが、下記の通りです。
申請をして、偽物だと証明をする書類などを発行すると良いでしょう。
※真贋証明書等が適切
そして、偽物の商品を送って審査を行って、ポイントを受け取ることができます。
ただ、新品かつ特定のブランドしか保証を受けることができないので、あまり活用することはなさそうです。
”中古品の場合はどうすればいいの?”という質問もあると思いますが、その場合はストアに直接取引メッセージを送りましょう。
鑑定したお店の住所
鑑定した担当者の名前
鑑定した商品
最低限これらの情報があれば、スムーズに対応してくれます。
出品している側も、正規品だと思って出品しているわけですから、返品・返金に応じてくれない可能性もあります。
その場合は、”少額訴訟も検討しています”というメッセージを送ると良いでしょう。
あくまでも、あなたが偽物をつかまされた側なので、強気に出て問題ありません。
個人出品で偽物だった場合の対処法
ストアでの偽物報告はほとんどなく、鑑定された正規の商品ということもあって、可能性は低めです。
しかし、個人出品の場合は偽物が横行しているので注意したいところです。
個人出品で偽物だった場合は、個人で話し合う以外に方法はありません。
ただ、取引メッセージで”商品が偽物でした”と報告したところで、取り合ってくれない可能性があります。
ヤフオクでは、出品者情報・落札者情報が閲覧できるようになっています。
いずれも、公的な身分証明書を提出することで利用できるようになるので、正しい住所・電話番号が記載されていると思います。
※偽造の身分証明書ではない限りは
取引メッセージで、取り合ってくれない場合も多いので、電話をかけて対応するのも方法の一つです。
むしろ、最初から電話を掛けたほうが取り合ってくれるケースが多いです。
ちなみに対応してもらう際は、商品が偽物だった場合の証明が必要になります。
質屋の住所・鑑定担当者の名前等があれば、スムーズに対応することができます。
(真贋証明書があれば確実です)
それを証明しても、取り合ってくれない場合は、下記の条件を提示しましょう。
少額訴訟を起こす
警察に被害届を出す
訴訟に関しては、一種の脅しになってしまいますが、面倒ごとにしたくない出品者は返金対応をしてくれる可能性も少なくありません。
また、ヤフオクでの取引は個人間のやり取りになるので、”民事不介入”になり警察が動いてくれないという人もいます。
https://www.youtube.com/watch?v=WPwoXfh15Cs
しかし、実際に逮捕された人も存在するので、被害届を出す価値はあります。
実際に購入した人が、偽ブランド品で大金を稼いでいるような犯罪者の可能性もありますからね(^^)/
被害届を出した場合、”商標法違反”で検挙されてしまう可能性もあるので、出品者にとってもデメリットになります。
万全の体制を見せれば、相手も事の重大さに気付いて返品・返金をしてくれることでしょう。
ヤフオクで仕入れをする際偽物には気を付けよう!:まとめ
今回、ヤフオクに存在する偽物商品について解説しました。
基本的には偽ブランド品に多いですが、最近では下記の商品にも偽物が確認されています。
ホビー品
アパレル用品
小物家電
また、僕が仕入れているカメラでも偽物が存在するので驚きです…
万が一偽物を仕入れてしまった場合は、個人・ストアにかかわらず通報することが重要です。
仕入れを行う場合ですが、偽物かどうかを見極めることができないと、トラブルになってしまう可能性もあるので注意しましょう。
実際に、仕入れる前に商品が偽物かどうか見分ける方法は十分にあります。