副業を始めたいと思ったとき、資金面で悩む人がいると思います。
結構シビアな問題ですし、ビジネスによっては初期投資がかかるものもあるので、余計に必要です。
「資金調達の方法を知りたい!」
「自分に合った資金調達の方法は?」
「資金を集める際の注意点はある?」
この様な悩みを抱えている人もいると思うので、具体的な資金調達の方法について解説していきたいと思います!
資金がなくて困っている人は、この記事を読んで解決してくださいね(^^)/
よくわかる解説
公庫の金利がもっとも安い
クラウドファンディングをするのも一つの方法
身内から借りるには注意が必要
資金調達の方法はどういうものがある?
ビジネスを始める上で、資金調達をしなければならない場合、どこから集めればいいのかわかりませんよね。
結論から言うと、資金調達の方法は5つあります。
※公式に借りる方法では
日本政策金融公庫
信用金庫
銀行からの融資
クラウドファンディング
家族・親戚から借りる
いずれも、メリット・デメリットが存在します。
事業を始めようと思っている人には最適なので、自分に合ったものを選びましょう。
日本政策金融公庫
日本政策金融公庫は、国が運営しており、財務省が管理しています。
法人・個人に関わらず、様々な融資制度が存在するので、融資してもらうには最適な方法といえるでしょう。
しかし、融資を受ける際は、明確な事業計画書が必要であり、どのくらいのお金が必要なのかということを説明しなければなりません。
物販をしている人なら、仕入れに必要な金額+それに伴う利益を概算してから、申告すると良いです。
日本政策金融公庫で融資を受ける3つのメリット
日本政策金融公庫で、融資を受けたいと思っている人は、それぞれメリット・デメリットがあるので意識したいポイントです。
まずは、メリットから紹介しますが、下記が挙げられます。
どの融資よりも金利が低い
資金調達がしやすく安心
返済期間が長い
特に、金利が低いというのは助かりますね(^^)/
物販をするときは、資金が多ければ多いほど、利益を出すことができます。
しかし、多額の融資を受けると返済する金額も増えてくるのですが、金利が低いと返済額も少ないですよ!
どの融資よりも金利が低い
まず日本政策金融公庫の金利ですが、どの融資よりも低いのでかなりオススメできます。
こちらが、日本政策金融公庫の金利になりますが、高いのかどうか判別がつかない人もいると思うので、参考までに後述する金融機関での金利を紹介しておきます。
銀行融資:10%前後
消費者金融:18%前後
国が運営している金融機関ということもあって、民間の金融機関よりも安い金利で運営しています。
例えば、1,000万円の融資を受けた時ですが、最大で日本政策金融公庫の場合は年利で285,000円程度かかります。
しかし、銀行融資の場合、100万円の金利が発生するので、約3分の1の金利で利用できることになりますね(^^)/
金利が安ければ安いほど、返済する難易度も低くなってきますし、融資を受けたい人は日本政策金融公庫で検討してみると良いでしょう。
資金調達がしやすく安心
日本政策金融公庫は、個人事業主・法人にとって、かなり融資が受けやすい環境が整っています。
銀行融資に比べると、遥かに資金調達がしやすいといわれており、実績が少ない人でも相談に乗ってくれるのが特徴です。
銀行・消費者金融で借りる場合ですが、実績がないと審査には通りにくいです。
話すら聞いてくれないこともあるようで、事業計画書をもって正しく説明できるような環境ではないと、融資を受けることができません。
日本政策金融公庫については、多少の自己資金が必要になりますが、それ以外は特に他の金融機関とフローは同じです。
金利が低く、融資を受ける難易度が低いことから、サラリーマンでも融資を受けられる可能性があります(^^♪
物販ビジネスをしている人で、自己資金がそれなりにあって、ビジネスを拡大しようと思っている人は、融資の相談だけでも行ってみると良いでしょう。
少額からでも、融資を受けることができますし、資金調達に悩んでいる人は必見ですよ!
返済期間が長い
最後に、日本政策金融公庫の返済期間についてですが、かなり長いです。
日本政策金融公庫は、「7~10年」の返済期間を設けており、かなり長期的なのでロングテールで事業計画を立てることができます。
どの金融機関でも、このくらい長期の融資を受けていることは少なく、銀行を例に挙げると長くても3年程度です。
また、別の金融機関は金利が高いですし、長期で融資を受けるとなると、かなり返済しなければなりません。
※月々の返済額も増えます
一方、日本政策金融公庫の場合は、返済期間が長いので月々の返済額を抑えることができます。
1,000万円の融資を受けた場合でも、7年以上の返済期間にしていれば、月々に返済するの10~15万円程度で済みます。
日本政策金融公庫で融資を受ける2つのデメリット
日本政策金融公庫で、融資を受ける場合はメリットもありますが、デメリットも存在します。
融資を受けやすいですし、返済期間も長く取れるので、オススメできるのですが、結構死活問題になることもあるので注意しましょう。
具体的なデメリットですが、下記が挙げられます。
全額ねん出することはできない
融資までに時間がかかる
一番は、融資を受ける時に自己資金が必要になってくるという点。
1,000万円の融資を受けようと思っても、全額捻出することはできず、ある程度の収入と貯金残高の証明が必要になってきます!
全額捻出することはできない
日本政策金融公庫ですが、融資を受ける時は自己資金が必要になってきます。
全額捻出することはできないので、注意しましょう!
新規事業を始める場合は、さらに下記が必要になります。
資金調達方法
収支見込み
取引先
取引条件
こちらを記載した、事業計画書が必要になってきます。
※この辺は普通の融資と変わりませんね
保証人に関しては、状況次第では立てなければなりませんが、”マル経融資”というものを選択すれば、無担保・無保証人の融資制度を受けることができます。
ちなみに、資金が必要な場合に返済途中であっても、月以下で借入することができます。
融資限度額での範囲内であれば、理由を含めて融資を受けることができるので、その点は便利です。
貸し付けの限度額については、下記の表をご覧ください。
一般貸付で、4,800万円まで融資を受けることができるので、ある程度資金がある人は要チェックです!
融資を受ける際の、自己資金の必要金額については、下記の条件が記載されていました。
自己資金があればよいというわけではなく、創業計画がはっきりしていないと融資を受けられない可能性も高いです。
目安については、融資金額の30%程度が必要になってきます。
2,000万円の融資を受ける場合は、600万円の自己資金が必要になるとのことですが、操業計画次第では変動する可能性もあります。
小額からでも融資を受けることができるので、ロングテールで考えるなら、最初は100~500万円の範囲内で借り入れをするのも良いです(^^)/
補足:無担保・無保証人融資とは?
日本政策金融公庫には、無担保・無保証人の融資制度が存在します。
具体的には、3種類存在します。
マル経融資
新創業融資制度
挑戦支援資本強化特例制度
中でも、マル経融資は難易度が高いです。
該当する条件ですが、下記に満たした人ではないと融資を受けることができません。
従業員がいて、商工会議所の推薦を受けた人なので、それなりに事業を拡大している人です。
副業で物販ビジネスをしているようなサラリーマンは、対象にならないケースが多いです…
その他、別の融資方法は、下記の条件で受けられます。
これを見る限り、特例がついている”資本性ローン”は、特別な人しか融資を受けられませんね。
現実的には、新創業融資制度が最も融資を受けやすいといえるでしょう。
新規事業を始めようとしている人・始めた人で、2年経過していない人です。
金利・返済期間の上限はありますが、サラリーマンでも十分審査が通る可能性高い融資制度です。
融資までに時間がかかる
次に、融資を受けるまでに時間がかかるという点。
日本政策金融公庫で、融資を受けるためには、それなりに審査がかかります。
信用金庫でも同じですが、状況次第では1か月以上かかるので、すぐに運転資金を用意できないのがデメリットです。
消費者金融の場合は、金利が高いですが、最短即日で融資を受けることができます。
※月々の返済額は増えます
日本政策金融公庫の審査期間はあくまでも目安であり、最短1か月でそれ以上かかることもあるそうです。
知り合いの物販仲間は、1,000万円の融資を受けたそうですが、相談から融資を受けるまでに2か月以上はかかったといっていました。
以前に、日本政策金融公庫の融資を受けている経験があり、継続的に返済をしている人の場合は、審査期間が短くなることもあるようです。
追加融資を受ける場合は、2週間程度で完了したという人もいますし、一概に言えません。
審査期間を延ばさないためにも、事業計画書はしっかり練ってから提出しましょう。
相談するときに、どういう事業計画なのか具体的に説明できる人のほうが信用性は高いですからね!
信用金庫
日本政策金融公庫の次に融資を受けやすいといわれているのが、信用金庫です。
信用金庫とは、通常の銀行とは異なり、民間が運営している営利目的ではない金融機関のことを指します。
日本政策金融公庫同様に、個人事業主・法人に対して積極的に融資を行うイメージであり、開業している人なら一度は融資の相談をされたことも少なくないでしょう。
僕も、法人登記をしてから1年目に信用金庫から融資の相談が来ました。
信用金庫で融資を受ける2つのメリット!
信用金庫は、地域密着型ということもあって、地方に住んでいる人でも気軽に融資の相談をすることができます。
日本政策金融公庫ほどではありませんが、融資を受けやすいのでサラリーマンでも気軽にそうだんすることができますよ(^^)/
具体的なメリットですが、下記が挙げられます。
個人事業主・中小企業の融資に最適
審査基準が緩く借りやすい
特に、審査基準に関しては緩いことで有名です。
その他の銀行に比べると、圧倒的に融資を受けやすいので、自己資金が必要な人は必見です!
個人事業主・中小企業の融資に最適
信用金庫ですが、通常の銀行とは異なり、地域密着型ということもあって下記のポリシーがあります。
「居住している人の発展に貢献する」というもので、その地域に住んでいる人の新規事業・開業を後押しするような役割があります。
詳しく分類すると、信用金庫は”協同組織金融機関”というものに分類されます。
会社を経営している人・企業勤めしている人なら良くわかりますが、信用金庫のアポが入っていることも少なくないと思います。
個人事業主・ベンチャー・中小企業を対象に、やさしく丁寧な融資相談をしてくれて、資金調達についての”いろは”を全て教えてくれます!
当然、サラリーマンで副業をしている人でも、店舗に来店して融資相談をすれば、親切に対応してくれますよ!
信用金庫で融資を受けた企業は、長いこと付き合いがあるほど信頼されています。
企業HP等を見ればわかりますが、IR情報に”主な取引先”を記載していることがあります。
高確率で、信用金庫の名前が入っており、頼もしい存在ということに変わりはありません(^^♪
開業をしている人・法人で融資を受けたい人は、信用金庫に相談してみると良いでしょう。
審査基準が緩く借りやすい
メガバンク・地方銀行に比べると、信用金庫は融資が受けやすいという声があります。
営業形態がそもそも異なり、信用金庫は地域密着型ということもあって、審査基準が緩めに設定されているのがわかります。
https://twitter.com/NpYREDIwmIXgwdl/status/1227873205605433345?s=20
Twitterでは、実際に信用金庫で融資相談をしてきたという人もいました。
この方は、無事融資を受けることができたようで、信用金庫での融資フローなどを解説していましたよ(^^)/
メガバン・地方銀行で融資を受ける際ですが、個人的な資金操り・業績等の相談は考慮してくれない印象があります。
※個人的な印象
事業計画書と、具体的な収益モデルで判断されるので、物販では審査が通らないこともあるようです。
しかし、信用金庫に関しては、地域密着型という側面があるので、真意になって話を聞いてくれるのが特徴の一つ。
個人事業主で、開業して間もない人でも、親切な対応をしてくれるので、長期間信頼関係を構築することができるのも、理解できますね!
僕も、信金から融資を受けているのですが、法人7期の中でも最もお世話になっています(^^♪
融資額の追加にも応じてくれますし、資金操り等のアドバイスを受けることもあるので、色々な側面で役に立っています!
信用金庫で融資を受ける唯一のデメリット!
信用金庫ですが、地域密着型ということもあって、個人事業主・サラリーマンにとっては強い味方になってくれます。
審査もゆるく、難易度も低いですがデメリットが一つだけ存在します…
それは
金利が高い
ということです…
信用金庫は、全体的に小さな融資が多いイメージで、営業や融資の審査等の人件費が多くかかります。
それを、どういうところで回収しているのかというと、金利になります。
地銀に比べると、担当者一人当たりにかかる負担も大きく、処理をするのに時間がかかります。
銀行勤めをしている知り合いが言っていましたが、業界の中で意外と給料が高いのは信用金庫だそうです。
そのコストを賄うためには、金利を高めに設定して、捻出するほか方法はありません。
※基本的にどの銀行もそうですが…
信用金庫の金利ですが、借りる人によって変動するので一概には言えませんが、僕が済んでいる大阪の信金を例に挙げたいと思います。
創業資金として融資を受ける場合、創業支援金をもらうことができます。
条件は様々ですが、融資期間が7~10年と公庫並みに長いです。
最大の融資額は500万円であり、すでに融資を受けている人は、1,000万円の上限で借り入れることができます。
また、公庫同様に自己資金の捻出が必要で、融資金額の20%が必要になります。
※500万円の場合は100万円の自己資金が必要
金利についてですが、変動金利型を導入し問えり、5年以内の融資で3.4%です。
5年以上の場合は、4.4%なので結構高い水準です。
公庫に比べると高いので、融資を受ける時は要相談ですね!
複数のプランが存在する中で、別の融資プランも存在します。
こちらは、同じく大阪信金の融資プランです。
”信用保証協会”の保証を受けることができる人が対象であり、下記の条件に該当する人が融資を受けられます。
開業前の個人事業主で1か月~2か月以内に事業を開始する人
開業5年未満の個人
法人設立5年未満
金利については、変動金利を導入しており、融資額によって変動します。
一般的には、2%以上を超えるので、高い水準だということがわかります。
銀行からの融資
自己資金を集める上で、もっとも代表的なのが銀行からの融資です。
借入といったら、銀行融資を想像する人も少なくないと思います。
実際、銀行融資は個人事業主から名だたる企業まで、貸付を行っていますし、まとまった金額を融資してもらえるので事業を始めたい人にはオススメです!
サラリーマンの副業でも、ある程度実績がある人なら、審査も通りやすいので視野に入れてみると良いでしょう。
銀行から融資を受ける2つのメリット!
銀行で融資を受けたいと思っている人は、メリット・デメリットが存在するので、それぞれ使うと良いでしょう。
融資といったら銀行というイメージが定着しているので、借りやすさで言うと他の方法に引けを取りません!
金利が低い場所が多い
融資が実行されれば個人の信用が高まる
銀行で融資を受けられるということは、それなりに社会的信用があるということ。
滞納・ブラックリストの履歴がなく、コンスタントに返済できる人と見なされば、住宅ローンなどにもスムーズに通りやすくなります。
さらに、別の金融機関で借りる時に、個人信用が高い人は審査の時に優先されるのでオススメです。
金利が低い場所が多い
銀行融資を受ける場合ですが、ノンバンク(銀行以外の金融機関)に比べると、かなり金利が低いことで有名です。
消費者金融が該当し、ノンバンクは銀行から融資を受けたお金を個人事業主・企業などに貸し付けを行っています。
一般的に、消費者金融の金利が高いのは、銀行から融資を受けているからです。
ノンバンクは、銀行に利子を払いながら返済を行っているので、利子以上の金利で貸し付けないと利益を上げることはできません。
融資を受ける側からしても、金利は安いほうがいいですし、消費者金融よりも銀行から直接借りたほうがお得です。
具体的な金利は銀行によって変わってくるので、何とも言えませんが1・5~2%の間が平均です。
融資が実行されれば個人の信用が高まる
銀行融資のデメリットでも紹介しますが、一般的に審査がかなり厳しいといわれてます。
信用金庫に関しては、融資を受ける側に寄り添いながら提案をしてくれるのですが、銀行は一切関係ありません。
資金操り等のことは後回しで、過去の実績・売上を主な審査基準にしています。
将来的な収益は審査対象ではないので、事業計画書をいくら練ったところで、審査に通らないということもあるようです。
しかし、銀行融資の審査に通れば、”厳しい審査を通り抜けた人”というイメージが定着するので、社会的な信用はかなり高いです。
信頼・信用性が高まるので、他のローンや融資も受けやすくなりますよ(^^)/
住宅ローン
車のローン
他銀行の融資
金融機関の融資
審査がかかるような公庫でも、銀行融資を受けていて、コンスタントに返済をしていることがわかると、審査期間が短くなるという話もあります。
社会的に信用が高い人なら、貸し付けても問題ないという判断になるわけです。
銀行から融資を受けるデメリット!
銀行融資は、社会的信用が高まる・金利が安いというメリットがあるものの、デメリットも存在します。
一般的に借り入れが難しいといわれており、事業資金として捻出したいと思っている人は、公庫や信金をオススメします!
具体的なデメリットですが、下記の通りです。
個人事業主・中小企業は審査に通りづらい
融資までに時間がかかる
特に、個人事業主の場合は、よほどなことがない限り審査に通ることはありません。
それくらい難易度が高いので、銀行で融資を検討している人は、これから紹介するデメリットをしっかり把握しておきましょう!
個人事業主・中小企業は審査に通りづらい
まず、個人事業主・中小企業は審査に通りづらいというデメリットが挙げられます。
営業をかけてきた場合でも、審査に通るかどうかは別ですし、個人的な信用・社会的な信用がない人は間違いなく審査で落とされます。
審査基準が厳しく、通らないことが多いのですが、一番の理由は”銀行が管理しているお金”にあります。
融資までに時間がかかる
銀行は、審査基準が非常に厳しいので、融資を受けるまでにかなりの時間がかかることがあります。
銀行のお金というのは、本来預金している人のお金を支払うことになるので、それを貸出しするとなると銀行側もそれなりにリスクがあります。
当然、それを貸出しするわけですから、審査基準に該当した人でも、下記の条件を満たしている人ではないと通りません。
安定した収入がある
担保・保証人を立てられる
これまでの業績・バランスシート
将来的な展望よりも、これまでどうしてきたかを銀行融資の時には判断されます。
銀行から融資を受けるということは、時間をそれなりに使うということなので、その辺も把握した上で事業計画を立てましょう!
クラウドファンディング
クラウドファンディングは、昔に比べると馴染みが深くなってきたのですが、資金調達をしたいと思っている人には結構有利なサービスです。
簡単に説明すると、クラウドファンディングとは、資金調達をしたいと思っている人が、事業計画を伝えて、それに賛同した人が出資をするという方法です。
インターネット上で行うのですが、金額に応じて様々なリターンがあります。
物理的なリターンもありますし、金額的なリターンもあります。
金額に応じて、リターンが決められるので、それぞれあなた自身に合ったリターンを設定しましょう!
有名人・YouTuber等が、よくクラウドファンディングで資金集めをしているイメージがありますが、数週間で目的の金額を集める人もいます。
クラウドファンディングで融資を受けるメリット!
クラウドファンディングは、簡単に資金集めができる方法として紹介することができます。
これまで紹介してきた融資の方法とは異なり、特別な審査もありませんし、賛同者が増えれば増えるほど有利にお金を集めることができます。
クラウドファンディングのメリットは、下記の通り。
誰でも簡単に資金調達ができる
成功報酬型の資金調達方法
気軽に集められるという点もそうですが、成功報酬型を導入しているので、個人的にはオススメしたいところ。
融資が通りにくい大学生なども、クラウドファンディングで資金調達をしているほどです!
事業計画次第では、1週間程度で資金を集められることがあるので、融資よりも早いです!
スピード感のある資金調達をしたいと思っているなら、クラウドファンディングをしてみるのも一つの方法ですよ(^^)/
誰でも簡単に資金調達ができる
クラウドファンディングのメリットですが、一切実績がない人でも簡単に資金調達ができます。
通常、信金・公庫等で融資を受ける場合は、事業計画書等が必要ですし、実績・返済プランを重視され、状況次第では審査に落ちて融資を受けられないということもあります。
しかし、クラウドファンディングの場合は、特別な返済プランもありませんし、実績もそこまで関係ありません。
必要なのは、具体的な事業計画のみです。
資金調達側のプラン・考え方に賛同してくれれば、このようにお金を出してくれる人が集まります。
個人から法人まで、出資をしてくれるので資金調達のスピード感で言うと、おそらく一番だと思います。
普通に融資を受けると、返済をするだけで人とのつながりを作ることはできません。
しかし、クラウドファンディングの場合は、賛同した人に何かしらのリターンを与えることになるので、つながりを作ることができます。
製造業:優先販売
飲食店経営:優先予約、招待等
これら以外にも、著名人の場合は飲み会を定期的に開いて参加できる権をリターンに付与する人もいます。
あなた自身の価値にもよりますが、状況に応じて色々なリターンを付与すると良いでしょう。
返済プランは特にありませんし、リスクなく資金調達ができるので、オススメできます。
最近では、クラウドファンディングを融資のメインバンクにする人も増えてきており、資金調達のスピード感を考えると、理解できますね!
成功報酬型の資金調達方法
クラウドファンディングには、大きく分けて二つの資金調達の方法があります。
成功報酬型
実施確約型報酬
この中でも、特に有名で主流なのが、成功報酬型です。
この調達方法は、事前に決めた金額に達成しなかった場合は、融資を受けられないというもの。
クラウドファンディングでは、調達する期間と金額を指定することができます。
募集サイトを見れば、進捗状況などを把握することが可能です。
このパーセンテージが、100%に達したときに融資を受けられるのが成功報酬型です。
この場合、一番右の融資に関しては、達成率が17%なので融資をうけられる可能性が低いです。
一方で左側の案件関しては、通常の融資希望よりも1000%以上の金額が集まっています。
満期まで融資を継続させることができるので、希望額以上の金額を受けられます。
仮に、2か月で200万円の出資を希望した場合、その金額が期間内に集めることができれば、融資成功です。
しかし、199万円しか集めることができなかった場合は、受け取ることができないので注意しましょう!
募集したところで何もリスクはありませんし、ただ融資を受けられないだけで違約金が発生することはありません。
また、期間内に資金を集められなかった場合は、リターンも発生せず、出資した人にお金が返るので特別な不安はなさそうです!
クラウドファンディングで融資を受けるデメリット!
クラウドファンディングですが、実はデメリットも存在します。
誰でも気軽に融資を受けられるという点では良いと思いますが、何かと手間がかかることもあるようです。
特に、多額の融資を受ける場合は、リターンの手続きが面倒だという人もいます。
具体的なデメリットは、下記の通りです。
公開後は中止できない
リターンの手続きが面倒
これを気にしない人なら、気軽に融資を受けることができます。
僕自身は、クラウドファンディングをしたことがありませんが、出資する立場なら何回かあります(^^)/
リターン内容に応じて、出資側にメリットがあることを提示できれば、お金を集められますよ!
いかに、サービスをよく見せるかということが重要になってきます。
公開後は中止できない
まず、クラウドファンディングは一度募集したら、期間満了まで中止することができません。
銀行や公庫の融資に関しては、途中で中止することもできますが、クラウドファンディングは違います。
資金調達の期間・目標金額を決めて公開するのですが、いずれかが満了しないと終了できないので注意しましょう。
目標金額に達成した場合は、そのまま継続することもできますし、その時点で終了することもできます。
仮に、真剣に融資を受けたいと思て散るなら、念入りに計画を立てることが重要です。
さらに、事業計画だけではなく、リターン内容を考えないと適切な融資を受けられない場合もあるので、注意したいところ。
掲載する種類にもよりますが、手数料が発生する可能性もあります。
成功報酬型:手数料なし
成功確約型:支払総額の12%
成功確約型で100万円の融資を募った場合、達成しなかったら最大12万円の手数料をし這わなければなりません。
※達成しなくても12%の手数料がかかります
成功報酬型が人気なのはこれに理由があり、期間満了で目標金額に達成しなかった場合は、融資を受けられない分手数料が一切かからないからです。
クラウドファンディングで資金集めをしたい場合は、計画を念入りに立てることが重要です。
念入りに立てないと、失敗してしまう可能性も高いですよ!
リターンの手続きが面倒
クラウドファンディングでネックになってくるのが、リターンの手続きです。
リターンとは、出資してくれた人にお礼をするようなイメージであり、募集内容に応じて様々な項目を設定することができます。
事業計画にもよりますが、何かのアイディア商品の資金調達をする場合は、完成後の商品をリターンとして送るようなイメージです。
例えば、下記の案件。
こちらは、いつでもどこでも印刷ができるというハンディプリンターです。
こちらのリターン内容は、下記の通り。
出資する側は、このリターン次第で出資するかどうかを判断します。
すでに商品がある場合は問題ありませんが、予想以上に出資があった場合、それなりの個数商品を用意しなければなりません。
クラウドファンディングは、融資という形ではなく、投資という形になるので、金額的なバックよりもリターンを求めています。
成功するかどうかは、リターン内容によって変動するものであり、目標額に達成した場合は、それなりのリターンを返す必要があります。
100万円の出資に対して、100人の出資者が集まった場合は、100人全員にリターンをしなければならないので、かなり手間がかかってしまうのです…
全員にリターンをすることが、クラウドファンディングの条件になっているので、かなり大変です。
家族・親戚から借りる
最後の資金調達の方法ですが、家族や親戚から借りるというものがあります。
しかし、この場合企業では不可能であり、個人事業主やサラリーマンが借りたいときに利用できる手段です。
ただ、この方法もメリットデメリットがあり、最悪の場合関係を断ち切られてしまうほどの一大事になる可能性もあるのでしっかり把握しておきましょう。
銀行や公庫等の公的な機関なら、そこまで信頼関係があるわけでもありませんし、出資をしてもらったところで返済すれば関係が終わります。
しかし、家族の場合は、生きている限り一生関係が切れることはなく、お金を借りると何かとしがらみにあることがあるようです。
家族・親戚から借りる場合の2つのメリット
家族や親戚は、関係性が良いほどお金を借りやすいといえるでしょう。
具体的なメリットは、下記の通りです。
利子がほとんどない
返済に余裕ができる
融資・公庫等に比べると、具体的な返済期間が設けられていないケースが多いので、自分のペースで返済できるのが良いことです。
※中には書面契約をする場合もあります
ただし、お金を借りるということに変わりはないので、返済義務は必ず発生します。
利子がほとんどない
家族・親戚からお金を借りる場合は、基本的に利子を求められることはありません。
しかし、いくら利子が発生しないとは言え、返済するときに少しでも多く返すのが礼儀です。
(任意で利子をつけるというイメージですね)
一般的に見れば、利子が発生しないように思われがちですが、気持ち程度返すようにしましょう。
ただ、普通の融資に比べると、毎月利子が発生するわけでもありませんし、100万円借りたら100万円返すだけで完了します。
それに、家族・親戚というのは利子を求めて貸すことはなく、”応援したいから”という気持ちで出資します。
※応援型融資と呼ぶ
中には、書面上で契約してから貸す人もいますが、利子が含まれていないことがほとんどです。
仮に、事業を始める時に、家族・親戚を頼れるのであれば借りてみるのも一つの方法です。
一人から100万円借りるのではなく、分散して10人から10万円借りたほうが、返済するときも楽ですよ!
返済に余裕ができる
家族や親戚から、資金調達をする場合ですが、利子もなければ具体的な返済期間もありません。
※書面契約をしていない場合は
家族や親戚から資金調達を受ける場合、”いつ返す”というのがはっきりしないまま、借りることになります。
応援型融資という形なので、相手もそこまで返済を催促してくることはありません。
毎月返済をしていくのがベストですが、返済が遅れたとしても応援してくれるケースがほとんどです。
利子がなく、返済期間もないので安心してしまう人も多いですが、お金を借りているという立場を忘れてはいけません。
家族・親戚と言えども、一人の出資者です。
「返済しなくても最悪大丈夫」という人もいますが、借りたお金は返すのが礼儀です。
催促されないにしても、貸した側は覚えています。
家族・親戚からお金を借りる2つのデメリット
家族や親戚からお金を借りる場合ですが、応援型融資になるので利子・返済期間が設けられていないことがほとんど。
しかし、状況次第ではそれがデメリットになってしまうこともあるので、注意しましょう。
具体的なデメリットは、下記の通りです。
返済が遅れると関係に亀裂が入る
怠慢気味になり事業をサボってしまう
一番考えられるのは、関係に亀裂が入るというものです。
僕の親戚にもいますが、お金を貸してそのまま飛ばれて疎遠になったという話を聞いたことがあります…
返済が遅れると関係に亀裂が入る
家族・親戚からお金を借りることができるのは、確かに良いことです。
ほぼノーリスクで借りることができるわけですし、メリットのほうが勝っています。
しかし、先ほども触れたように、応援型融資という形になるので、大きな期待をされていることがほとんど。
毎月コンスタントに返済をしていれば、信頼関係は持続しますが一定期間遅れたら、愛想をつかされてしまうことも少なくありません。
応援しているとはいえ、金銭支援をしている時点で”出資者×融資者”という立場になっています。
軌道が載らずに、返済することができなくなってしまった場合、関係を切られることもあるようです…
親戚関係の中でもヒビが入ってしまうケースが多く、うわさが広まってしまえば、二度と近づくことができなくなる可能性もあります。
そのため、”親戚だから””身内だから”という考えは捨てましょう。
あくまでも、出資してもらっている立場なので、公庫や銀行から借りているのと同じです。
返済期間がないとはいえ、相手も返済してほしいと思っている以上、コンスタントに返していくことが重要ですよ!
怠慢気味になり事業をサボってしまう
本来、資金調達を受ける場合は、銀行・公庫等から借りるのが一般的であり、利子率や信用にも関わってくるので、返済をしなければならないという義務があります。
そのため、事業をおろそかにすることはできませんし、一層熱が入るいという人も少なくありません。
※僕の場合がそうです
しかし、家族等から借りた場合は、そこまで返済義務が強いわけではないので、”身内だから”という理由から甘えてしまうようです。
利子もないですし、返済期間もなければ、縛られるものがないので事業をさぼってしまうこともあります…
これでは、お金を借りた意味がありませんし、相手の期待を裏切ることにもなります。
リスクがないとはいえ、関係が切られる可能性も少なくないので、注意しましょう!
家族・親戚から資金調達を考えている場合、改めて事業計画を見直しましょう。
物販で資金調達をする場合は、どれくらいの利益が出て返済できるかを考えるのが先決です!
熱を冷まさずに、しっかりビジネスを進めていけるようであれば、借りても良いでしょう(^^)/
まとめ:資金調達後が重要になってくる
資金調達の方法について解説しましたが、それぞれにメリットがあります。
紹介した資金調達方法を、改めて表にまとめたので参考にしてみてください(^^♪
融資期間 | 借りる難易度 | 金利 | |
日本政策金融公庫 | 最短1か月以上 | ★★★☆☆ | 低い |
信金 | 2週間程度 | ★★★☆☆ | 高い |
銀行融資 | 最短1か月以上 | ★☆☆☆☆ | 低い |
クラウドファンディング | 自分で決める | ★★★★★ | なし |
家族・親戚 | 即日 | ★★★★★ | なし※条件付き |
個人事業主やサラリーマンは、色々な方法で資金調達ができます。
しかし、資金調達をする場合は、その後のことを考えるようにしましょう。
本当に事業を続けられるかどうか
熱量
返済できるかどうか
事業計画を立てると思いますが、あくまでも予定にすぎません。
それを実行したところで、本当に利益が出るビジネスモデルなのかを把握しましょう。
せっかくお金を借りたのに、返済できずに事業が失敗したら意味がありません。
資金調達の意味もなくなってくるので、しっかり出資してくれた人にリターンを返せるように計画を立てることが重要です(^^)/
事業計画さえ立ててしまえば、うまくいきます!
資金到達は自分のためにするのが一番ですが、相手がいないと成り立たないのでその辺もしっかり意識して借りるようにしましょう!