「中古レンズの曇り・カビを取りたい!」
「レンズに負担をかけずにきれいにする方法を知りたい!」
カメラ転売を既にしている人や、趣味でカメラをしている人は、中古のカメラレンズを購入することがあると思います。
その際に、使用感を確かめる目的でシャッターを切ると、”なんか曇ってるな…”と思うことってありますよね。
中古レンズのカビ・曇りはとれる?
中古レンズを購入すると、”カビ・曇り”が目立つことがあります。
例えば、下記のカメラレンズですが、赤枠で囲んだ部分が曇っているのがわかります。
※わずかですが
普段仕入れをするときは、カビ・曇りがないものを仕入れるのですが、全てがそういう商品というわけではありません。
カビ・曇りの状況を見て、取れそうならふき取るようにしています。
(多少分解する必要があります)
簡単な汚れなら、10分程度で取れるので、実践したいところ。
ちなみに、カビの有無で販売価格が1割以上も変わるので、カメラ転売をしている人なら実践しましょう!
まずはレンズを分解する
中古レンズの曇り・カビを取りたいなら、レンズを分解する必要があります。
レンズを分解して、レンズを細かくチェックできるようになって、クリーンを行いましょう。
しかし、レンズを分解する場合はドライバーや六角を使うことはなく、レンズのタイプによって方法が異なります。
ゴムの吸着で分解するタイプ
金属爪にひっかけて分解するタイプ
レンズの状況を見て判断する必要があるので、曇り・カビを取りたいなら要チェックです!
ゴムで回すタイプのカメラには、このようなボルトのような器具を使います。
レンズによって大きさが異なるので、レンズの直径を計測してから買うと効率的です。
※セットで売っている場合もあります
こちらは、金属爪でひっかけて分解するという器具です。
原則、どちらの方法でも分解することができますが、僕はゴムで回して分解するようにしています。
金属爪の方法で一度レンズを分解したときに、爪をずらしてしまいレンズを傷つけてしまったからです。
その経緯も含め、ゴムで回すタイプで交換するようになりました。
分解後レンズにクリーナーをかける
レンズ掃除に必要なもの
クリーナー※無水アルコール
布二枚
レンズを分解することができたら、クリーナーをかけましょう。
クリーナーといっても、市販の”無水アルコール”で構いません。
しかし、不用意にクリーナーをかけると、劣化の原因につながってしまうので、頑固なカビ・曇りがある場合にのみ使いましょう。
布で拭き取れる場合は、少しだけ湿らせたものである程度の汚れを取り、からぶきでレンズをふくだけで完了。
仮に、レンズ清掃に時間がかかる場合は、費用対効果が合わないので時間をかからない方法で清掃する必要があります!
中古レンズを仕入れて、レンズをきれいにしているとレンズの汚れの度合いがある程度判断可能になります。
慣れの部分も大きいですが、数をこなせば”簡単に拭き取れるかどうか”がわかってきますよ~!
補足:カビがあってもそのまま販売するのもあり
僕は、手先があまり器用ではないので、カビがあってもそのまま転売することがあります。
簡単にとれるものなら良いですが、むやみに拭き取ろうとすると、レンズに傷をつけてしまうこともあるからです。
※前例がありますし…笑
その場合は、”ジャンク品”として転売することで、クレームを回避することができます。
カビ・曇りがあっても、仕入れた人がきれいに使うことができれば問題ありませんからね!
まとめ
レンズのカビ・曇りを取る方法について解説しましたが、きれいにすることで販売価格が1割以上上がるのは確かです。
時間があるなら、きれいにしたほうが良いのですが、正直な話面倒くさいです。笑
カビ・曇りがない状態で販売すれば、利益につながるのは確かです。
しかし、そこに時間をかけるくらいなら、カビ・曇りがないレンズを最初から仕入れたほうが効率的!
しかし、カビ・曇りを取ればきれいになるのは確かです。
全てが確実にとれるというわけではありませんが、きれいにすればするほど売り上げに貢献します。
頑固なカビ・曇りは表面上はきれいになっても、内部では汚れていて、取れない場合もあるので注意したいところ。
さらに、分解したところで元に戻らない可能性もあるので、手先が不器用な僕には本当に向いていません。笑
ちなみに、こちらが清掃を完了したレンズになります。
カビ・くもりがきれいになったので、利益もゲットですね!